さて、高校に進んだ私ですが、この頃になると「もう一生歯の矯正をすることはないだろう。」と、おぼろげなら感じていました。なぜそう感じていたかというと、まさか大人になって矯正をする人なんていないだろうと思ったからです。実際、高校生になると歯の矯正をしている人はほとんど見かけなくなりました。
それでもちらほらと見かけることはありました。男の子でもしている生徒もいました。当時は家の財政状況は少しよくなっていたものの、やはり私の頭の中から矯正という文字は消えていました。当時は友達とのお喋りや、どんな洋服を買って、どんな髪型をしようということのほうが私にとっては重要なことだったのです。ひょっとすると、親に頼めば歯の矯正を許可されたかもしれませんが、ほとんど興味がなかったというのが本音です。